インタビュー企業の方へのインタビュー　

加藤副支店長は、個人のお客様から法人に対する融資業務まで幅広い知識があり、銀行の中でも非常に期待されている存在です。古くは銀行における女性の役割がある程度決まっていて、女性行員が法人への融資に携わる機会が極めて少なかった状況があります。
加藤副支店長が銀行で業務経験を積んできた中で、当時所属していた支店の支店長が加藤さんの資質を見抜いて、女性行員が携わることが少なかった融資の業務にチャレンジさせたことは、加藤さんのキャリアにも大きな影響を与えたと思います。全般的な業務に携わる加藤副支店長の姿は、男女を問わずこれから経験を積む若い世代の目標となり励みになる貴重な存在です。

銀行業務の難しさを感じている行員もいますが、加藤副支店長は部下とのコミュニケーションを大切にしています。仕事なので厳しいこともありますが、同時にスキルが上がっていくやりがいを部下の方にも知ってほしい、成長してほしいという思いで取り組んでいるように感じます。良き指導者でもあり良き相談相手でもある加藤副支店長のマネジメントスタイルは、これからの銀行全体の成長に必要なことだと思っております。

就職氷河期世代は、ベテランの世代と若い世代をつなぐ重要な立ち位置にいます。従来のスタイルとは異なる新しいタイプの女性管理職になることを期待していますし、それは若い行員たちのキャリアプランに非常に良い影響が出てくると期待しています。

就職氷河期世代は、仕事への向き合い方がストイックだという印象があります。銀行のために自分が担う役割や将来的なキャリアプランが明確な方が多く、今まで頑張ってきたことをさらに成長につなげるイメージがしっかりしています。逆境にも向かい合って、自分の経験を通して学び、将来に向かって目指すべきものを描いていると感じています。

キャリアアップする際の試験の中に小論文がありますが、それを見ると「お客様に感謝された時の感動が忘れられない」、「もっとお客様にありがとうと言ってもらえるようにしたい」という声が非常に多くあります。実体験をエネルギーにして次のステップにつなげる姿勢が何よりも素晴らしいと思います。