インタビュー働く人インタビュー
新卒のときの就職活動を振り返って
当時は希望の職に就くことが難しかった
高校卒業のときの就職活動はまさに氷河期で、全然就職が決まりませんでした。公務員を目指していたのですが、希望していた学校事務は募集がなく、県職員も1人か2人しか採用されない時代でした。応募する中には採用試験に合格したところもあったのですが、残念ながら希望する職種ではなかったので辞退しました。一度地元の企業に就職しましたが、ミスマッチを感じて2年ほどで転職することになりました。
パートとして就職、その後正社員に
2社目の職場で働いているときに、家族の都合もあって実家に戻ることになり、地元で就職活動をすることにしました。その時の就職活動でもなかなか決まらなかったのですが、北都銀行田沢湖支店で求人があることを知って応募したところ、パートで採用が決まりました。営業事務や窓口業務を経験した後、外回りで保険や投資信託販売の業務に携わり、採用から2年ほどで正行員(正社員)になりました。
パートのときは健康保険や厚生年金などはなかったのですが、正行員になるとそういった社会保険に加入できることで安心感がありますし、成果を上げた分だけ評価されることがやりがいにもなりました。
キャリアアップする中で思うこと
正行員になって5年目に支店長代理になり、いわゆる昇進をして部下を持つことになりました。そのときは、まだ自分には早いのではないかという思いがあり、年上の方や自分と同じ年に入行した方を直属の部下に持つことにも戸惑いがありました。
一方で、尊敬できる支店長がいて、この人のような支店長になりたいという目標があったので、支店長代理になったことはそのステップを一つ進んだという気持ちもありました。数字だけではなく部下の行動をしっかり見てプロセスを評価してくれるなど、私のキャリアアップの“きっかけ”となった方です。
これから目指す姿
新たな気持ちでチャレンジ
入社してしばらくは個人のお客様に対する業務が多かったのですが、人事異動で支店を移ったときに、法人に対する融資を担当することになりました。正直に言うと、その時は分からないことも多々あったのですが、本当にお客様に恵まれて、何でも教えていただきました。今は副支店長として業務を全般的に見ている立場ですが、支店の中でも融資に関して私よりも詳しい方にはすごく頼っていますし、逆に部下にとって難しいところは話を聞いてフォローするようにしています。
女性行員から、同性同士だと相談しやすいし仕事もしやすいと言われることがあるので、自分がロールモデルになれたらいいという思いがありますし、これから経験を積んでいく行員たちと一緒に仕事に取り組んで、相談したいときに声をかけやすい存在になれたらと思っています。
北都銀行泉支店
企業へのインタビューは、
こちらをご覧ください。
「株式会社北都銀行」
非正規雇用から正社員になって活躍している
氷河期世代へインタビュー
株式会社北都銀行
泉支店・通町支店・新国道支店 副支店長 加藤幸子さん
加藤幸子さんは、2006年11月にパートとして株式会社北都銀行に入社しました。入社から2年半後に正社員として登用され、保険・投資信託販売などの業務や法人の融資業務に携わりました。
今は泉支店・通町支店・新国道支店の副支店長として、業務の全般を管理する役割を担っています。